THE BEST OFFER「鑑定士と顔のない依頼人」
見終わってから、これ程あとを引く映画は無かった(かもしれない)。
監督:ジョゼッペ・トルナトーレ
主演:ジェフェリー・ラッシュ
天才的な鑑定眼を持ち、世界中の美術品を仕切る一流オークショニアが巻き込まれる
美しくも切ないミステリー。衝撃のラストを知ると、構図は一転する。。。
という予告編通りの映画だった事はもちろんだが、
その衝撃のラストあたりから、最後のシーンに至るわけで、その後エンドロールが流れ、
当然映画は終わってしまうのだけれど…
その後のヴァージル(ジェフェリー・ラッシュ)が気になって気になって仕方がない。
この気持を何とかしなければ……。
だからDVDを何度も何度も繰り返して観た。
繰り返して観ていたら、
プラハの「ナイト&デイ」(古い時計の部品で埋め尽くされた不思議なレストラン)の
奥の席にひとり座るヴァージルのこれからの人生は、
きっとそんなに不幸なものでは無いかもしれない、と確信した。
若く美しいクレアを想い(騙されたことも含め、、だってそれは理屈じゃないから)
胸を痛めながらも、本物を見抜く眼で再び美術品と関わっていくのだろうと、
そう思いたい。切ないけど切ないのも悪くない、、あ~すっきりした。。。
カテゴリー: 日記(michiko)